【 立つ 】
それは、二足歩行の人類としての基本的な姿勢の一つです。
とはいえ、立つこと以上に簡単で難しい姿勢はないと、実感しています。
「背筋を伸ばす」「胸を開く」「膝を緩める」「腰を伸ばす」…等々。
また、厄介なことに目的によっても『正しい』とされる立ち方が変わります。
※ボディビルにおける立ち方、バレエにおける立ち方、武術における立ち方、見た目は全部違う。
その中でも、僕が大切にしていることは【 実感を大切にする 】ということです。
極端な言い方をすれば立つ「形」なんてなんでも良いのです。
人からみて曲がっていようが、猫背だろうが、本人が立ち方にしっくりきていればそれで良いのです!
しかし、現代は様々な手段で大量の情報が入ってきます。
姿勢を正すには肩がポイント!とか
正しい姿勢とは頭がくるぶしの真上にくる!とか
骨盤の角度は65度が正しいです!とか…
無数に「正解」とされるものがあるわけです。
そして、その情報に合わせて姿勢を正解に近づけていく…。
この手法自体は別におかしくありません。
というか、「形」から入るのは学習の基本だと思います。
しかし、「形」から入ることばかりに傾倒すると明確なデメリットが発生します。
それが「実感を置き去りにしてしまう」ということです。
せっかく「自分のカラダにとっての」しっくりくる立ち方をみつけつつあるのに、「正しい形」という情報にカラダを合わせてしまうのです。
「守破離」の重要性
剣道や茶道の「道」と呼ばれる分野では「守破離しゅはり」の考え方が重要とされています。
守破離とは – コトバンクデジタル大辞泉 – 守破離の用語解説 – 剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技kotobank.jp
守でまず形を身につける
破で他の流派や考え方を試す
離で自己の【実感】をもとに形から離れていくわけです。
「形」なんてなんでも良い
冒頭でも書いたように、極端に言えば形なんてなんでも良い。
一、はじめに形があり身につける。
二、他の形をためす。
三、自分なりの【 立つ 】を実感を元にみつけだす。
多くの方は「二」までは 自然にやれているのです。
ただ、「三」まではなかなか進めない。学校で教わることもほとんどないかもですね。人から教わったことを律儀に守れる人ほど、この「三」が遠いい。
しかし、逆説的に言えば「三」の段階…実感をもとにみつけだす。
これさえできれば、本当の意味での探求がはじまります!
そして僕が提供させていただく「陰陽整體」は「三」に至るための実感のサポートが主な目的です。
実感をもとに、あなたのカラダにとっての【 立つ 】を一緒にみつけだしましょう!
今回の漫画を描いてくださった
内田先生のプロフィール↓
https://www.instagram.com/asami.uchida/
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