自分の中での「情動」の優先度が上がったからか。
最近の作品は、まあよく心に響いてくる。
・葬送のフリーレン
遺すこと、伝えること。時間軸が違う物同士が、共に旅をするズレが大変興味深い。
・呪術廻戦
絶望感と、人はあっさり死ぬ。を改めて確認させてくれる作品。無限に思える命の期限を感じさせてくれる。
・豚のレバーは加熱しろ
まさかの豚に転生するパターン。物語が進むに連れて解かれていく舞台設定が興味深い。
・はめつのおうこく
7話までひたすらに重く、ころしあいの物語。過去にあった幸福が奪われた主人公の怒りを鎮める物語なのかなー。
・ティアムーン帝国物語
ラノベを読んでいた作品。自らの破滅の未来を回避するために行動する主人公が、なぜか聖人として誤認されるお話し。後世に伝わる聖人もこのパターンの人も多々居るんだろうね。
・デッドマウントデスプレイ
成田良吾作品。もうそれだけで面白い。
前世異世界人の主人公が現代で活躍するお話し。主人公の前世の深堀りパートより、現代人の人間模様の方が面白く感じる作品。
…思った以上に観ている自分に驚いた。
共通点を見出すと、絶望と向き合っていること。
それが心に刺さっているようだ。
ある意味で、情動を押し留めるのが比較的得意なので、だからこそ「作品」で受け止めるのがお好みなのかもしれない。
全力を尽くしての敗北が大好きだ。
理由は特にないけど、敢えてあげるのであれば。
「次は何を試そう」の気持ちが最高のモチベーションになるからだと、考察している。
全力を出し尽くして勝ってしまうと、もう大体はそこで終わる。
それこそ、少年マンガみたいに相手が立ち上がって、修行して超えてくることなんてまずない。だいたいは、その事柄では一緒に熱中してくれなくなる。
手に汗を握る戦いを個人でしたい。そして、無力感に打ちひしがれて、また工夫と修行をしたい。
敗北感より大きなモチベーションってなかなか無いのでは?
とはいえ、余りにも力の差があり過ぎると、やる気のなくなる自分がいる。
程よい実力差の「ライバル」。彼の出現を切に願う。
またその人物のことを「友達」とも言うのだろう。
同時に「作品」を鑑賞することで、自らの内側にある前提…別の言い方をすると世界観が、意識にあがってくる。
他者の作品…はつまる所、製作者の世界観。
製作者の世界観と
視聴者の世界観の交流がある。
だから、ある意味では作品を出すことも、観ることも、時間軸を超えたコミュニケーションなんだなー、と。
再確認。
ヒトの交流意欲、スゴイ。
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